中国：世界最大の経済体になるには20年かかる

中国の土地を踏んだのは初めてだが、クルーグマン氏の中国経済に対する見方は異なる。彼は、中国が世界最大の経済体になるには20年かかると予測している。

クルーグマン氏は、現在の世界経済の2大経済体は米国とユーロ圏であり、もし中国が米国とユーロ圏を超えるのであれば長い時間を要すると考えている。なぜなら、米国とユーロ圏の広さはほぼ同じで、現在の中国の経済成長率が8％だとしたら、米国の成長率は2.5～3％で、この危機が世界構図を変えることはなかったからである。最も悲観的な人でも米国の経済は2010年、もしくはもっと早くに回復を見せると考えているだろう。

「チャイナネット」　2009年5月15日