国家質量監督検験検疫総局(品質検査部門)が14日に明らかにしたところによると、東風汽車は6月12日から、04年7月1日から08年4月18日までに生産された同社のセダン車「天籟(ティアナ)」の一部をリコールすることを決定した。リコール対象となる自動車は15万3065台におよぶ。「新華網」が伝えた。
今回リコールされる車両は、搭載されているVQエンジンのエアダクト素材の耐熱性に問題があり、走行による振動でエアダクトが接続部分からはずれ、アイドリング不安定やエンストが起こり、走行の安全性に影響が出る可能性がある。
東風自動車は、リコール対象となる車両のエアダクトと締め付け金具を無料で交換し、危険性をなくすことにしている。予備部品を準備する必要があるため、今回のリコールは6月12日から正式に実施される。上述のような故障がこの期日までに出現した車の持ち主は、東風日産専門店で無料メンテナンスを受けることができる。
東風汽車有限公司は東風日産専門店を通じて、郵便や電話などの方式でリコール対象となる車の持ち主にリコールとメンテナンスを呼びかけることにしている。
「人民網日本語版」2009年5月15日