オバマ・米大統領（左）と握手する次期米国駐中国大使のジョン・ハンツマン氏（右）

5月16日、オバマ・米大統領により、次期米国駐中国大使にジョン・ハンツマン氏が指名された。世論では、オバマ大統領の党派を超えた大使選定は見事なやり方であり、党派にこだわらない適材適所の人材起用を誇示するとともに、自らの再任時に潜む敵を１人減らすことになるという見方が広がっている。ジョン・ハンツマン氏は、世界で最も重要な二国関係――中米関係の主役の１人となる。近ごろ、多くの国のメディアは中米が肩を並べ世界の2強になるということについて議論している。『ニューズウィーク』は20日に文章を掲載し、中国は現在の世界経済と金融秩序の再構築において重要な役割を果たしており、米国は中国の強大化に適応しなければならないと指摘した。

世界の大多数の国が経済危機時に混乱していたのと違い、中国の情勢は非常に安定している。過去2カ月間、中国政府は一連の行動に出ており、これらの行動は米国主導の経済と金融秩序への挑戦だと見られている。