天津市市政道路管理局によると、北京と天津をつなぐ3本目の高速道路はすでに、事前研究の段階に入った。この高速道路は、北京と天津をつなぐ北部・中間・南部の高速道路のうち、南部のルートとなる。新華社が伝えた。
北京・天津間の3本目の高速道路は、北京市大興区を起点としており、3区間に分けることができる。第1区間は、北京市大興区東部から天津市武清区サ沽港まで。新たに建設される高速道路の部分となり、設計速度は時速120キロで、両側合わせて6車線から8車線が設けられる。第2区間は、サ沽港から京滬高速道路(北京・上海)に入り、8キロ走って西青区辛口鎮にいたるまで。第3区間は、辛口鎮から津晋高速道路(天津・山西)に入り、西青区の張窩鎮と南河鎮、津南区の八里台鎮を通り、沿岸の海浜大道にまでつながり、天津臨港鉱業区にいたるまでとなる。
まもなく建設となるこの高速道路のほかに、北京と天津をつなぐ高速道路は現在、北津塘高速道路(北京・天津・塘沽)と京津高速道路(北京・天津)の2本が通っている。昨年6月に開通となった津薊高速道路(天津・薊県)の延長線は、京平高速道路(北京・平谷)と津薊高速道路をつないでおり、北京天津間の第4のルートと数えることができる。
3本の高速道路と1本の連絡道路、北京天津都市間高速鉄道を合わせれば、北京と天津の間には5本の大動脈が走ることになる。両都市間の便利な交通を実現し、環渤海都市群の発展を加速する役割が期待されている。
「人民網日本語版」2009年5月27日 |