上海・深セン両株式市場は6月1日、「権重股」(A株市場に影響力をもつ株)のけん引の下、終始高値で推移した。上海総合指数は前回の反発以来の最高値を記録し、終値も2700ポイントを突破した。深セン指数も前期の最高ポイントに近づいた。
最近、株式市場・先物市場は次々と上昇しており、端午節の休暇期間を過ぎた1日の両株式市場では始値の大幅な上昇が見られた。上海総合指数は前営業日終値を36ポイント上回る2668.40ポイントで取引が始まり、その後終日高値で推移した。終値は前営業日終値比3.36%高の2721.8ポイントとなった。深セン成分指数は同2.90%高の10421.3ポイントで取引を終えた。両株式市場の取引額は2292億7千万元で、前営業日よりも明らかに増加した。
ブルーチップ(優良銘柄)が同日の株価指数上昇における主要動力となった。「権重股」のトップ20銘柄は全面的に上昇し、トップの「ペトロチャイナ」は上げ幅が5%近くに達するなど、石炭・石油、金融、非鉄金属など大型株の集中するカテゴリーで上げ幅が大きかった。また、金の価格が上昇したため、金株が同日最大の上げ幅を記録した。
株式市場の大幅な上昇に伴い、上海と深センの両株式市場の株も全体的に上昇。下落したのはそれぞれ85から93銘柄のみだった。特別処理銘柄と非流通株を含めずに計算すると、両市場でストップ高となったのは27銘柄に上った。
昨年10月28日に、上海総合指数が1664.93の最低ポイントを記録してから、今回の反発まで7カ月あまりが過ぎた。この間、総合指数の上昇幅は1000ポイントを超え、半数以上の銘柄で株価が倍増している。
「人民網日本語版」 2009年6月2日 |