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世界的な激変に直面する中国の自動車企業
発信時間: 2009-06-03 | チャイナネット

 

今月1日、かつて77年連続で販売台数世界一の栄冠に輝いた米国の自動車大手ゼネラル・モーターズ(GM)が破産法の適用を申請し、破綻した。これに先立ち、同じく米自動車大手のクライスラーも破産法の適用を申請して破綻しており、世界の自動車産業は新たな業界再編の時期を迎えている。米国の自動車工業が低迷する現在、最大の受益者は誰だろうか。中国自動車工業はどのような発展チャンスを迎えるだろうか。

1990年代末頃、一連の再編や合併を経て、世界の自動車工業は徐々に「6+3」の局面を形成してきた。「6」とは▽GM、フィアット、鈴木、富士重工、いすゞのグループ▽フォード、マツダ、ボルボ・カーズのグループ▽ダイムラー・クライスラー、三菱のグループ▽トヨタ、ダイハツ、日野のグループ▽フォルクスワーゲン(VW)グループ▽ルノー、日産、サムスンのグループーーの6グループ、「3」とはホンダ、プジョーシトロエン(PSA)、BMWの3社を指す。当時はこれら9グループ・社の年間生産販売台数が世界全体の生産販売台数の95%を占めていた。

ここ数年は米国のビッグ3(GM、フォード、クライスラー)が苦境に陥り、これまで世界ランキング上位にあった3グループが次第に分裂してきた。クライスラーとGMが破綻した今、「6+3」の局面はもはや存在しない。

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