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国連環境計画:中国はすでにグリーンエネルギーの巨人
発信時間: 2009-06-04 | チャイナネット

 

国連環境計画(UNEP)は3日、「持続可能エネルギーへの投資に関する世界の動向」の09年版を発表した。この報告書によると、世界の金融・経済の危機による大きな打撃を受けたものの、クリーンエネルギープロジェクトへの投資は世界的に成長の勢いを保った。風力エネルギー・太陽エネルギー・バイオマス燃料などの分野への投資を中国などの新興経済国が引き続き拡大させたことがその理由とされる。再生エネルギー分野への中国の投資は156億元にのぼり、アジア太平洋地域のトップとなった。「中国新聞網」が伝えた。

国連ウェブサイトによると、同報告書は、「グリーンエネルギーの巨人となった」と中国を評価し、新エネルギー投資の流れを引っ張る作用を認めた。グリーンエネルギーへの中国の投資は08年、07年を18%上回る156億ドルに達した。投資が最も活発なのは、風力発電とバイオマス燃料のプロジェクト。中国は現在、世界第二の風力エネルギー市場で、太陽光発電設備では世界トップの生産を誇っている。

同報告書によると、世界のクリーンエネルギーへの融資環境は世界経済危機によって大きく悪化した。先進国での低迷は明らかで、北米地域での持続可能エネルギーへの新たな投資は08年、前年を8%下回った。だが中国やブラジルなどの新興経済国の牽引(けんいん)作用によって、世界のクリーンエネルギーへの投資額は再び過去最高を記録した。

発展途上国は、持続可能エネルギーへの投資で大きく台頭している。08年の総投資額は、世界全体の3分の1を占めた。民間投資家の自信が弱まったことで、政府による「地球に優しい」経済刺激策が持続可能発展に対して果たす積極的な役割が際立った。

報告書によると、風力エネルギーは、信頼性の高い最も成熟した再生可能エネルギーとして、09年も引き続き多くの投資をひきつける見通し。また太陽光発電に必要なケイ素の値段が引き続き下がっていることで、太陽エネルギープロジェクトへの投資家の注目は大きく高まっており、09年の投資額は71%増が見込まれている。

「人民網日本語版」2009年6月4日

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