中国とシンガポールの両政府の協力で建設される「天津生態城(エコシティー)」が3日に起工した。エコロジーを全面に打ち出した都市開発は中国で初めて。今後3年間、省エネ・環境保護を考慮した都市発展のモデルケースとなる。
天津エコシティーの敷地面積は約30ヘクタールにおよぶ。国際協力でエコシティーが開発されるのは世界初だ。35万人の住人が生活・仕事・レジャーを楽しむグリーンシティーとなる。建物や道路など園内のインフラはいずれも、省エネ・環境保護の理念によって建設されることになる。
住宅都市農村建設部の仇保興・副部長は、中国の省エネ・環境保護都市の発展に向けた天津エコシティーのモデル作用に期待を示し、「中国のエコロジー建築は今後3年で急速な発展を遂げるだろう」と語った。シンガポールの企業は現在、中国のエコロジー・省エネ市場への注目を高めており、エコシティーのパートナーとなった企業も多い。
「人民網日本語版」2009年6月4日