中国商用飛行機有限公司に属する大型機プロジェクト組立製造センターが6日、上海で設立された。大型機組立製造能力の建設を加速する同センターの設立によって、「設計開発」「組立製造」「顧客サービス」という中国大型機プロジェクトの三大センターの配置が全面的に進められることとなった。「国際金融報」が伝えた。
組立製造センターの設立にあたっては上海飛行機製造有限公司が支えとなった。同センターは、上海飛行機製造工場の体制転換によって作られた公司制企業だ。中国商用飛行機有限公司の完全資本子会社となり、登録資金は20億元にのぼる。
中国大型機プロジェクトで確定された体制的な枠組みによると、プロジェクトでは、3つのセンターが作られる。上海飛行機設計研究所を支えとした研究開発センター、上海閔行紫竹園科技パークに位置する顧客サービスセンターはすでに配置が始まっている。組立製造センターは上海飛行機製造有限公司を支えとして設けられ、将来的には上海浦東の拠点に建てられることになる。
中国商用飛行機有限公司の金壮竜・総経理によると、大型機プロジェクトは現在、組立製造センターの建設プランを制定している。浦東に準備された組立製造センター用地と総合生活用地では年内の起工を目指している。計画によると、コミューター機「ARJ21-700」は2010年までに年間30機、2012年までに年間50機の生産能力構築がはかられる。
「人民網日本語版」2009年6月8日 |