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中国企業3社の世界5強入りを冷静に受け止めよ
発信時間: 2009-06-11 | チャイナネット

 

世界トップ企業500社に関する情報が、人々の注意を集めている。

世界トップ企業500社の一つである米ゼネラル・モーターズが破産を申請した。かつて米国工業の象徴となり、何度も「世界トップ企業」に輝いた大企業が今では苦難に遭い、米国で4番目の大規模破たんを引き起こした。これらは人々が嘆き悲しむ深刻な金融危機が実体経済にもたらした災難である。

英『フィナンシャル・タイムズ』は、2009年度世界トップ企業500社を発表した。上位5社にエクソンモービル、中国石油天然気(ペトロチャイナ)、ウォルマート、中国工商銀行、中国移動がランクインし、中国企業3社が世界の上位5社に入った。

かつて世界トップ企業500社にランクインすることを発展の目標としていた中国企業にとっては、勢いを示すことになったに違いない。ゼネラル・モーターズなど有名企業が苦境に陥っている時でも、中国企業は世界経済の注目の的となっているのだ。また今回の世界トップ企業500社のデータを分析してみると、中国は47社がランクインし、時価総額は1兆9000ドルで、米国にわずかに劣るだけで英国と日本を超えている。中国が世界トップ500社の「第一陣」入りしたことは素晴らしいことで、中国経済の実力を示し、中国の世界経済における発言権をより高めている。

しかし、喜びを味わった後、私たちは中国企業3社が世界トップ5入りした事実を冷静に受け止め、中国企業の格差を直視し、中国企業が後に続いて発展できる原動力を模索すべきである。

まず、中国企業が順位を上げたのは中国企業自身がめざましい発展を遂げたからではなく、国際金融危機の背景がそうしたのである。金融危機の中で、トップ500社入りした企業の時価総額は昨年の26兆8000億元から今年は15兆6000億元まで大幅に減少、下げ幅は42%に達した。企業の発展は流れに逆らう船のごとく後退し、他国の大企業の時価が大幅に縮小する中、着実に発展を続ける中国企業は上りつめ、台頭してきた。

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