中国独自開発のハイブリッド車比亜迪F3DM
中国国内で初めての『純電動乗用車技術条件』の制定が完了し、国家標準化管理委員会に報告し審査の段階に入っている。これは、新たな電気自動車の基準がまもなく発表されることを意味している。
これまでの電気自動車の基準と比べ、まもなく発表される『純電動乗用車技術条件』では、電気自動車の多くの性能について厳格な技術指標が設けられている。例えば、「最高時速は75キロ以上」や「一充電走行距離は160キロを下回ってはいけない」、「100キロのエネルギー消費が16キロワット時を下回る」などがある。動力性から安全性まで、全てにおいて厳格な技術指標が設けられている。
これに対し、中投顧問の自動車業界アナリストである李勝茂氏は、政府の新エネルギー自動車の補助金政策は今後、まもなく発表される『純電動乗用車技術条件』に基づき出され、『省エネ・新エネルギー自動車の普及モデル車種推薦リスト』もこの技術基準を参考にするようになると予測している。『自動車産業調整・振興計画』の作業ペースに合わせ、6月に『新エネルギー消費を促進する支持政策』が打ち出され、新エネルギー自動車の産業化は加速するだろう。
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