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人民元国際化のカギは海外投資の推進にあり
発信時間: 2009-06-17 | チャイナネット

 米財務省が15日に発表したデータによると、中国は4月、44億ドル分の米国債を手放した。ただ中国はまだ、米国債の最大の保有国となっている。巨額の外貨準備はドルのリスクを中国に抱えさせている。専門家によると、人民元国際化の歩みを速めることで、高額に外貨準備による圧力を緩和することができるという。「国際金融報」が伝えた。

 ▽外貨準備の圧力を緩和せよ

 中国銀行の王元竜・研究員によると、人民元の国際化は、高額の外貨準備の圧力を緩和し、貨幣政策の効果を強め、資本項目のコントロールが困難な状況を解決することに役立つ。

 中国の外貨準備は現在、70%がドル建てとなっており、中国には、ドルの変動によって巨額の損失を被る可能性がある。中国は4月、ここ1年余りで初めて米国債を減らした。日本やロシア、ブラジルなど多くの国・地域はいずれも、米国債の保有量を減らしてきている。

 だが中国社会科学院金融研究所の李揚・所長によると、米国経済の新たな変化にも注意を払わなければならない。米国ではすでに、貿易赤字が縮小し、貯蓄率も5.7%にアップしている。米国経済の回復と調整の速度は、欧州や日本を大きく上回っている。

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