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携帯電話付加価値サービスの市場規模、1500億元に
発信時間: 2009-06-24 | チャイナネット

 

 艾瑞(iResearch)コンサルティングはこのほど、「中国モバイルインターネット産業発展報告2008-2009」を発表した。これによると、中国の携帯電話付加価値サービス市場は今年、昨年比23.9%増の1550億4千万元に達する見込みだ。「国際金融報」が伝えた。

 携帯電話の付加価値サービス市場は昨年、産業構造の調整と業務環境の整備を進めた。スパムメールの取り締まりによって、メールを主とした携帯電話向け広告業を縮小させ、政策のもたらすリスクを減少させた。アイリサーチは、通信料基準の調整とセット業務によるマーケティングを通じて、ユーザーの認知度と使用度を高め、付加価値サービス業務の収益能力を上げるようにと提案している。

 アイリサーチが発表したもうひとつの最新報告「中国オンラインゲーム産業発展報告」によると、中国のオンラインゲーム市場は今年、昨年比49.6%増の310億8千万元に達する。産業全体の発展は今後3年から5年で減速するものの、20%以上の高成長率を保つと見られる。2012年の市場規模は686億2千万元に達し、世界全体の46.9%を占めるようになる。

 アイリサーチによると、オンラインゲーム市場の主流は依然としてMMOG(多人数参加型のオンラインゲーム)であり、80%以上のシェアを誇っている。第3世代携帯電話(3G)の普及につれて、携帯電話を使ったオンラインゲームもさかんになっていく見込みだ。

 アイリサーチはさらに、「中国オンラインショッピング市場傾向予測報告」を発表している。これによると、中国のオンラインショッピング市場は今後数年、安定した成長を維持する見込みだ。2011年の利用者は2億人を超え、市場規模は5700億元前後に達する。専門家によると、オンラインショッピングとは、ショップや個人の提供する商品やサービスをネットワークを通じて消費者に届けるプロセスだ。ショップと消費者の取引は「B2C」、個人の売り手と消費者の取引は「C2C」と呼ばれる。

 アイリサーチによると、中国では、商品の種類が豊かになり、従来の小売商による電子商取引がさかんになり、オンラインショッピングに参加する企業が多くなっている。これに伴い、中国のB2C市場は今年から、爆発的に成長していく見込みだ。2011年、B2C取引のユーザーは1億人を突破し、市場規模は1746億元に達するとみられる。B2Cモデルは今後、オンラインショッピングの発展を支える動力となる。専門家によると、携帯電話を使った支払いや二次元コードや3Gの普及と電子商取引との結合は、オンラインショッピングの競争局面を調整し直し、新たな商業モデルを生み出す可能性を持っている。(編集MA)

 「人民網日本語版」2009年6月24日

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