ホーム>>経済>>業種動態
遼寧省本渓、埋蔵量30億トンの鉄鉱山が発見
発信時間: 2009-06-24 | チャイナネット

 遼寧省本渓市橋頭鎮大台溝でこのほど、埋蔵量30億トンを超える巨大な鉄鉱山が見つかった。アジア最大の鉄鉱山の発見は国内外で大きな話題を呼んでいる。「中国新聞網」が伝えた。

 大台溝鉱山は、15年近くの本渓市の地質資料に基づいて同市が行った地質調査と再開発を通じて発見された。中国地質調査局に報告された後、地質専門チームによる調査が行われた。

 鉄鉱山を調査するため、調査チームは全部で17カ所のボーリング調査を行った。そのうちの12カ所では鉄鉱石が見つかり、その範囲は長さ4キロ・幅3キロにおよんだ。鉄鉱石の見つかった層も厚く、1200メートルから1860メートルまで完全な鉄鉱石があることがわかった。最も深い部分では、深さ2015メートルまで高品質の鉄鉱石が見られた。

 これまでの調査では、まだ鉄鉱石層の全容は確かめられておらず、その範囲がどこまで広がっているかも定かではない。推測によると、すでに見つかった鉄鉱石の埋蔵量は30億トンを超え、実際にはこれの2倍の埋蔵量がある可能性がある。調査は依然として続けられている。

 専門家によると、大台溝鉱山の鉄鉱石埋蔵量は、鉄鉱石がもともと豊富だった遼寧省の鞍山と本渓の2地区の総和にも相当する。同鉱山は、埋蔵場所が深く、範囲が広く、傾斜が大きく、規模が大きいなどの特徴を持つ。工業分類では、磁鉄鉱と赤鉄鉱の混合型に属する。鉄鉱石の品質は、25%から62%に達する。

 「人民網日本語版」2009年6月24日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 去年の林業貿易総額、世界2位に

· 1月―5月の中国の工業利潤額下落幅が縮小

· 石油製品価格再引き上げ観測が高まる

· 力合股份、国有株譲渡に疑問視

· 6月の保険資金の持ち高が急増