初の「世界シンクタンクサミット」が7月3日から4日にかけ、北京で開かれる。同サミットは今年3月下旬に設立された中国国際経済交流センターが主催し、「人類の知恵を共有し、共に世界の発展を目指す」をテーマとし、世界金融・経済危機と世界経済の展望について話し合う。
中国国際経済交流センターの魏建国秘書長は、「現在、国際金融・経済危機はいまだに蔓延し、深刻化しており、世界の経済情勢は依然として厳しい状況にある。多くの国の経済が後退し、社会の安定は大きな試練に立たされている。世界シンクタンクサミットは世界の有名シンクタンクと専門家を集め、国際経済・金融危機、発展動向と世界の経済成長回復を深く研究する」と紹介した。
今回のサミットには世界各地から数百名の政府要人、学者、ノーベル賞を受賞した経済学者が招かれ、参加者は約100社の国内外主要シンクタンクと国際組織を代表し会議に出席する。そのほか、200余名の国内外企業の代表も会議に出席することになっている。
中国国際経済交流センターの鄭新立・常務副理事長は、次のように話す。中国国際交流センターは世界金融危機の背景下で時運に応じて現れたシンクタンクで、全国でハイレベル研究・コンサルティングを行う非営利機関である。国内外の一流人材を集めたり、開放型研究施設の建設、重大経済問題の研究、国際経済交流と協力の推進、重大戦略への知力サポート提供、企業のグローバル経営についてのコンサルティングサービス提供を主に行う。「私たちの目標は世界一流のシンクタンクになること」と、鄭新立副理事長は述べている。
「チャイナネット」 2009年6月25日 |