中国のホテル・外食産業の売上高は1991年から18年連続で急速な増加ペースを維持している。年平均増加率は22.5%に達し、同産業がすでにサービス業の重要な基幹産業になったことがうかがえる。「国際金融報」が伝えた。
商務部商貿服務管理司の邸建凱司長は25日、2008年の全国のホテル・外食産業の売上高が1兆5404億元に達し、社会消費財小売総額に占める割合は約14%で社会消費財小売総額を3.4ポイント引き上げたことを明らかにした。消費を牽引し、市場を豊かにし、雇用を創出し、経済発展をもたらすといった同産業の力や役割がますます大きくなっているという。
ある統計によると、現在、中国は外食産業だけで2千万人以上の従業員があり、毎年雇用単位が200万カ所以上増えている。再就職が困難な40・50代の人々「4050」や出稼ぎ農民労働者にとって、重要な再就職先だ。邸司長によると、国際金融危機が引き続き蔓延する現在の情勢の中で、中国は朝食をはじめとする、潜在的市場が大きく、牽引力が強く、雇用力が高い大衆的な外食サービス産業の発展に力を注ぐ方針だという。
「人民網日本語版」2009年6月26日