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大陸部からの個人旅行、香港経済のけん引力に
発信時間: 2009-07-01 | チャイナネット

 

国家観光局のデータによると、大陸部から香港への旅行者は今年1月から5月、国際金融危機の影響にもかかわらず、前年同期比7.4%増の延べ724万9500人に達した。このうち個人旅行者は延べ414万4900人で、大陸部から香港への旅行者の57.17%を占めた。大陸部からの個人旅行者は、香港の観光業と経済の発展を引っ張る重要な動力となっている。

大陸部の住民は03年7月以前、親戚訪問・ビジネス・ツアー参加の形でしか、香港や澳門(マカオ)への旅行を申請することができなかった。香港とマカオがSARSの影響から脱するのを助けるため、大陸部の一部の省(直轄市含む)は03年7月28日、香港とマカオへの個人旅行を解禁した。個人旅行を解禁している都市は現在、大陸部22省(自治区・直轄市含む)の49都市におよんでいる。

個人旅行の開放政策は今も推進され、改善されている。例えば今年4月1日からは、深セン市に戸籍を持ち一定の条件にかなう人を対象に、有効期間1年で何度も出入境ができる香港入境ビザの申請受け付けが始まった。今年5月1日には、深セン市に常住している広東省籍以外の住民が香港個人旅行のためのビザを深センで申請することができるようになった。

統計によると、大陸部からの香港個人旅行が解禁されてから6年で、延べ3950万7800人が個人旅行の方式で大陸部から香港を訪れた。大陸部からの香港訪問客は08年、前年比8.9%増の延べ1686万人余りに達し、香港への訪問客全体の57.1%を占めた。このうち個人旅行の入境ビザで香港を訪れた人は前年比11.9%増の延べ962万人近くとなり、大陸部からの旅行客全体の57%を占めた。大陸部からの旅行者の香港での消費額は580億香港ドルを超える。香港の小売業や飲食業、宿泊業などの関連産業でも2万個の就職口が創出された。大陸部の観光客は今、香港の経済と社会の発展を力強く推進している。

「人民網日本語版」2009年7月1日

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