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3Gケータイ、半数以上のネットユーザーは様子見
発信時間: 2009-07-01 | チャイナネット

アイリサーチがこのほど発表した「中国ネットユーザー3Gケータイ調査報告(2009年)」によると、通信事業者とメディアの大々的な宣伝により、現段階における中国のネットユーザーの3Gケータイに対する認知度は比較的高いものの、購入を思いとどまっている人が依然多数を占めることがわかった。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

アイリサーチのデータによると、大々的な宣伝により、6割以上の回答者が3Gケータイを理解していたものの、3Gケータイの普及率はわずか8.5%と依然として低かった。半数以上のネットユーザーは依然様子を伺っている。

ネットユーザーがケータイの乗り換えを思いとどまっている最大の要因として、3Gネットワークサービスが今だきちんと整備されていないことや、価格が高いことがあげられる。これについてアイリサーチは、ユーザーが受け入れられる価格をもとに製品ラインを調整し、最大限にユーザーの購買意欲をかき立てるべく、低価格の3Gケータイ開発に重点を置くべきだとメーカー側に提案する。

3G産業が勃興し、従来のインターネットとモバイルインターネットが急速に融合する中、中国の膨大なネットユーザーはこれまでのインターネット体験やネットワーク応用の必要からモバイルインターネットに対する認知度とニーズを今後急速に高めていくだろう。そうなると、最も発掘の可能性が見込める3Gケータイのターゲットとなるのは間違いない。アイリサーチのアナリストは、中国のネットユーザーの3Gケータイに対する認知度が比較的高いことは、メーカにとって滅多にないチャンスだといえると指摘する。

「人民網日本語版」2009年7月1日

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