中国国務院の温家宝総理が主宰する国務院常務会議で1日、『遼寧沿海経済ブロック開発計画』が原則採択された。

会議では、「中国東北部沿海都市の大連、丹東などを含む遼寧省沿海経済ブロックは、環渤海湾地域と北東アジア経済圏の重要な場所に位置している。遼寧省沿海部の経済発展を加速させることは、東北部の旧工業基地の振興や地域のバランスの取れた発展の促進および対外開放の拡大にとって、重要かつ戦略的な意義を持っている」と強調された。

また、「遼寧省沿海経済ブロックの発展を促すには、東北部の港の役割を生かして、北東アジアと国際地域との経済協力に全面的に参加し、対外開放のレベルを引き上げなければならない。また、港の資源を統合し、海上輸送と物流サービスの能力とレベルを引き上げるべきだ。産業構造のグレードアップを推進し、先進的な製造業を中心とする現代的な産業体制を築いていく」としている。

「中国国際放送局　日本語部」2009年7月2日