ホーム>>経済>>視点
中国、地球温暖化対策の関税措置に断固反対
発信時間: 2009-07-03 | チャイナネット

 

先進国がこのほど、CO2排出量の多い国からの輸入には高い関税をかけるCO2税(炭素税)法案を立案した。これに対して、中国商務部の姚堅報道官は3日、「このCO2税法案はWTO基本規則に違反している。これは環境保護を口実に貿易保護を実施する行為だ。中国はこれに強く反対する」と述べた。

姚堅報道官は、「これは、WTO基本規則に違反するだけでなく、『京都議定書』による先進国と発展途上国は気候変動に対応する共通でありながらも異なる責任を持つという原則にも違反することだ。現在、国際社会は手を携えて金融危機に対応するにあたり、このような法案を立案したのは時宜に適しないことだ。これは国際貿易の秩序をかき乱すものだ」と語った。

「中国国際放送局 日本語部」2009年7月3日

  関連記事
  同コラムの最新記事

· 米専門家、「ドルは単一の国際通貨にならず」

· 外交部:国際通貨システムの多元化を希望

· 譚雅玲氏:地域経済の発展ニーズに合致

· 人民元が投資と準備通貨の中心的存在に

· 男性の女性化現象と日本経済の行方