|
挨拶に立つ胡主席 |
胡錦涛国家主席は6日、「中国・イタリア経済貿易フォーラムおよび企業商談会」に、ベルルスコーニ首相と共に出席した。
挨拶に立った胡主席は「イタリアは、欧州で最も早く中国と貿易関係を持った国の1つだ。国交樹立後、両国間の貿易は急速に発展した。近年は各分野の協力が全面的に進み、実り多い成果を上げている。双方の共同努力の下、経済貿易協力は以前の貨物貿易のみから、今日では貨物貿易・サービス貿易・投資協力の全方位的な推進という体制にまで発展した。08年に両国間の貿易額は380億ドルを記録し、2010年までに400億ドルという両国間の目標にすでに近づいた。現在イタリアは中国にとってEU第5の貿易相手国、第3の技術導入国となっている」と述べた。
また、新たな情勢の下での経済貿易協力の推進について、以下を提唱した。
(1)経済貿易協力を原動力に、両国の包括的戦略パートナーシップを全面的に深める。
(2)利便化を目標に、良好な貿易・投資環境を築く。
(3)構造の改善を重点に、経済貿易協力を新たな段階へと押し上げる。
(4)中小企業を主体に、経済貿易協力の基盤を突き固める。
(5)理念の開放に依拠し、各形式の保護主義に反対する。
ベルルスコーニ首相は「胡主席の今回の訪問には非常に重要な意義がある。双方は成果に富む会談を行い、友好協力の強化について幅広い合意に至った」と指摘。「企業協力を強化し、貿易・投資を拡大し、できるだけ早く世界金融危機を克服して、両国民に幸福をもたらすことを希望する」と述べた。
「人民網日本語版」2009年7月8日