華頓経済研究院、上海経済雑誌社、中国企業改革発展研究会は7日に上海で、「2008年度中国上場企業上位100社ランキング」と関連の統計データを発表した。それによると、中国の上場企業上位100社の利益が約1400億元減少したという。中新網が伝えた。
同研究院の沈書カ耀院長(中国上場企業上位100社サミットフォーラム執行主席)によると、昨年は世界経済に国際金融危機の嵐が吹き荒れ、中国経済も改革開放以来最大の浮き沈みを体験した。こうした背景の下で、中国の上場企業上位100社の利益総額は9774億元に上り、07年の1兆1163億元より1389億元減少した。第100位の企業の利益は11億2100万元で、前年の13億6400元より2億4300万元減少した。同ランキングが9年前に発表を開始していらい、100社の利益総額と第100位の企業の利益が低下したのは、今回が初めてだという。
関連のデータによると、中国上場企業上位100社の08年の利益総額の減少率は12.4%で、上場企業全体の利益総額の減少率19.2%を下回った。上海・深セン両証券取引所に上場する1551社の利益総額のうち、上位100社企業の利益が9割を占めるという。沈院長は「こうしたデータからわかることは、中国の上場企業上位100社は中国経済の『大黒柱』であり、国民経済の安定に極めて重要な役割を果たしているということだ」と話す。
「人民網日本語版」2009年7月8日 |