EUは9日、2010年上海万博出展契約に正式署名することを明らかにした。2010年上海万博EUパビリオン総代表として、EU委員会駐中国大使のSerge Abou氏が上海に赴き、「2010年上海万博」出展契約に署名する。同氏はさらに、署名式典後に国内外記者に対し会見を行う予定。「国際金融報」が伝えた。
今年1月、温家宝・総理との会談の中で、欧州委員会のバローゾ委員長はEUの上海万博への参加を表明した。これにより、欧州委員会はEU圏以外の国家で開催される国際博覧会に初めて参加することになり、欧州委員会の欧州・中国戦略パートナーシップ関係の重視を反映、また活力に満ちた上海の商業と文化への重視の現れとなった。
注目に値するのは、2010年後半は、ベルギーがEU議長国を担うことだ。今年4月、EUはベルギー館の共同利用を決定しており、同館内部の1千平方メートルをEUコーナーとする。コーナーのメーンテーマは「インテリジェント・ヨーロッパ」。
「人類は大脳の異なる部分を通じて連携を構築しており、EU各加盟国の間の関係に似ている」。EU関係者によると、このような基盤の下で、EU各加盟国は一連の共同の規則および基準、共同プロジェクト、さらには高水準の生活方式を形成している。
したがって、同関係者の見解では、上海万博ではEU内各都市の共通する特徴が集中的に展示されるほか、これらの共通する特徴を創造する主な成果と技巧が披露されるという。
「人民網日本語版」2009年7月10日