国家統計局が9日に発表した調査報告によると、今年第2四半期(4-6月)の全国企業家信頼感指数は110.2ポイントまで回復、第1四半期比9.1ポイント上昇した。「北京商報」が伝えた。
中国の企業家信頼感指数は、昨年第2四半期から落ち込み始めた。とりわけ、昨年下半期の下降幅は際立った。今年に入り景気が徐々に好転してきたことに伴い、企業家信頼感指数も反発を開始した。第1四半期は6.5ポイント、第2四半期は9.1ポイントそれぞれ上昇した。調査報告によると、多くの業界の企業家は第2四半期、企業発展に対して前向きな姿勢を示した。このうち、工業・不動産業の企業家信頼感指数は臨界点を上回り、工業は第1四半期比9.8ポイント、不動産業は同比26.7ポイントそれぞれ上昇した。製造業も10.5ポイントと大幅にアップした。
第2四半期、多数の登記類型企業の企業家信頼感指数はやや上昇、大型企業では大幅に上昇した。また、小型企業はやや上昇、臨界値に迫った。東・中・西部は軒並み上昇、特に東部地域では臨界点を上回った。
企業家信頼感指数が上昇に転じたことは、経済情勢の好転を反映しており、企業投資が今後増加する可能性を示している。とはいえ、第2四半期の110.2ポイントは、ピーク時の昨年第1四半期140.6ポイントと比べると、かなり大きな隔たりがある。
「人民網日本語版」2009年7月10日 |