9月末に開通予定の北京地下鉄4号線には、全国初となる総合的な振動低減技術が採用され、振動と騒音の低減に1億元以上が投入される。北京軌道建設管理公司の担当者は、今後北京に建設される地下鉄にはすべて最新の振動騒音低減技術が採用され、「静かな」地下鉄が建設される。新華社のウェブサイト「新華網」が13日伝えた。
騒音は65デシベルに達すると睡眠にやや影響をきたし、69デジベルに達すると浅い睡眠だと目が覚めてしまう。70デジベル以上の騒音環境で長期的に仕事や生活していると聴力に深刻な影響を与え、耳鳴りや頭痛、情緒不安定、集中できない、仕事の効率低下など、その他の症状も発症するようになる。
北京地下鉄4号線は全長28キロ以上、うち半分近くの区間で振動騒音低減技術が採用されている。なかでも世界最先端のラダー軌道技術が7.7キロと最も広く使われ、振動騒音低減距離の2分の1以上を占める。これにより15-20デジベルの騒音を低減できる。
このラダー軌道技術は、北京易科路通科技公司が海外から導入した最先端技術をさらに国産化して最新の低騒音技術に仕上げたもので、すでに北京地下鉄・大興線、上海地下鉄7号線、11号線、深セン地下鉄2号線などで採用されている。
「人民網日本語版」より2009年7月15日