もうひとつの観測都市、杭州市では、西湖近くの5つ星ホテル2軒の予約率がいずれも80%に達した。この2軒のホテルでは西湖が見える屋外のスペースに工夫を凝らした。先に一軒が7月22日当日のモーニングティを1人198元(サービス料15%別)、200人限定で売り出すと、もう一軒は1人400元(サービス料15%別)という高値で、屋上で天体観測する宿泊客にモーニングコーヒーやシャンパンの飲み放題、観測用メガネを提供することにした。
ホテルのほかに、旅行社も皆既日食を大々的に打ち出し、「日食ツアー」が人気を呼んでいる。旅行客のなかにはこの「天体ショー」を一目見ようと、わざわざ日帰りで飛行機で訪れる人も多い。
稀に見る皆既日食は7月22日午前9時38分から始まる。皆既日食により、気圧や風向きが変化し、気温が低下するため、動物が異常な行動をとる可能性もある。もし興味があるなら、早めに準備に取り掛かろう。観測道具以外にも、日食に関するちょっとした知識も勉強しておく必要がある。
仕事があるから観に行けないという人も、皆既日食の時間帯には交通安全に気をつけよう。交通警察当局は、皆既日食の時には視界が悪くなるため、車を道路脇に一時停止するよう呼びかけている。
「人民網日本語版」2009年7月17日
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