上海市の新エネルギー自動車および関連重要部品の産業拠点がこのほど同市内に設立され、プレート除幕式が行われた。第1期投資額は30億元に上る。中新網が18日伝えた。
上海市は今後数年間、新エネルギー産業を重点的に発展させる方針で、計画によれば2012年には産業規模が900億元に達する見込みだ。
新産業拠点は同市嘉定区外岡鎮に設立され、計画面積は4平方キロメートル。同拠点のある地域にはこれまでに16億元が投入され、基本的なインフラ設備が調えられた。上海汽車集団の自動車工程研究院、同済大学の新エネルギー自動車工程センター、路面交通風洞実験室、軌道交通実験室などの重点科学研究プロジェクト機関や一連の国際的に有名な自動車研究開発企業も同拠点のエリア内に進出し、上海新エネルギー自動車産業の発展を力強くサポートしていく。
プレート除幕式で、上海汽車集団と上海市嘉定区は新エネルギー自動車の発展戦略協力合意に調印した。合意に基づき、双方は投資を一層拡大し、新エネルギー自動車および関連重要部品の産業集積を追求し、上海自動車産業のグレードアップをはかる構えだ。
上海新エネルギー自動車の発展はすでに急速発展期に突入している。このほど打ち出された関連産業の発展プランによると、2012年までに上海新エネルギー自動車産業の産業規模は900億元に達する見込みで、完成車分野ではハイブリッド車、高性能電気自動車、リン酸鉄リチウムイオン電池などをバッテリーに使用する電気自動車を重点的に発展させる方針だ。
「人民網日本語版」2009年7月20日 |