上海市の唐登傑副市長は21日、世界のトップ企業16社に多国籍企業地域本部証明書を交付した。これにより、上海市内にある多国籍企業の地域本部は707カ所に達した。中新網が伝えた。
上海市は香港を除いて、中国で最も多国籍企業の地域本部数が多い都市となった。
これらの地域本部707カ所には、多国籍企業の地域本部にあたる支社240社のほか、投資会社183社、研究開発センター284カ所が含まれる。このたび証明書を交付された16社は、いずれも世界企業上位500社に入り、それぞれの専門分野で世界トップレベルにある企業たちで、穀物メジャーのブンゲ、広告大手のWPPグループ、搬送用ベルトと関連製品および関連サービスのトップメーカー・フェナー、鉱業設備大手のメッツォ、電気機器世界トップのテルモ・ラブシステムズ、世界的に有名な音響機器メーカーのハーマン・インターナショナル・インダストリーズなどが含まれる。
上海市商務委員会の沙海林主任は証明書交付式で次のように述べた。今年上半期には、上海市の外資導入額(実行ベース)は51億5千万ドルに達して前年同期比2.5%増加し、全国平均を15ー20ポイント上回った。うち第三次産業の外資導入額(契約ベース)が市内の外資導入額(同)全体に占める割合は75.8%に上り、昨年末を2.6ポイント上回った。
また上海市商務委員会は証明書交付式で、今年8月1日以降、上海市は区・県の奨励類・認可類に分類される外資プロジェクトの審査認可権限を、投資総額3千万ドルから1億ドルに引き上げることを明らかにした。
「人民網日本語版」2009年7月22日