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就職難深刻化 就職口不足が1200万ポストに
発信時間: 2009-08-25 | チャイナネット

 人力資源社会保障部は24日、成長率8%維持の目標が実現されたとしても、今年の中国の就職口不足は1200万ポストに達し、就職難が昨年からさらに拡大するとの見方を示した。「毎日経済新聞」が伝えた。

 人力資源社会保障部の尹蔚民部長によると、今年就職を希望している人の数は2400万人を超える。一方、成長率8%で計算すると、今年提供される新たな就職口は1200万ポストにすぎない。需要と供給との差は08年よりさらに拡大することになる。同部労働賃金研究所の研究員によると、中国では毎年、800万人から900万人が新規就業を実現し、不足分は1000万ポスト前後となっている。1200万人の新規就職を実現するだけでも大きな困難がある。

 尹部長によると、就業問題が際立っているのは、大学卒業生と出稼ぎ労働者、都市部の就業困難者の3グループだ。金融危機の影響を受け、対外企業の労働力吸収作用が大きく低下した。また、産業構造の調整とグレードアップは、労働集約型の中小企業に大きな影響を与えている。さらに、第三次産業の発展も緩まり、就業を引っ張る作用が弱まっている。

 人力資源社会保障部労働科学研究所の専門家によると、中国の就業促進は短期的には、経済の発展や民間企業の支援、さまざまな政策措置によって実現できる。だが長期的には、産業構造の調整や第三次産業の拡大こそが解決の道となると言える。

 尹蔚民部長によると、就業促進に向けた政策措置としては今後、以下の6つが取られる。(1)内需拡大と経済発展をしっかりと結びつけ、就業の拡大をはかる。(2)企業の困難克服を助け、就業の安定化に努力する。(3)さらに前向きな就業政策を実施し、労働者がさまざまなルートで起業・就業することを奨励する。(4)重点グループをターゲットとして、統一的な就業促進を行う。(5)特別職業訓練計画を推進し、就業能力を高める。(6)公共就業サービスを強化し、就業環境を改善する。

 「人民網日本語版」2009年8月25日

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