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黒川氏(中)に中国ハイテク開発区記念誌を贈呈 |
2009年8月30日から9月4日、日中間のハイテク産業に関する交流や協力を強化し、また政策やイノベーション環境に関する相互理解を促進するため、日中テクノビジネスフォーラム(JCTBF)は、中国科学技術省タイマツハイテク産業開発センター(以下「中国タイマツセンター」)代表団4名の日本訪問を招待し、日本のハイテク産業に密接に関係する日本経済産業省、北海道バイオクラスター、東京大学TLOなどの政府機関や関係専門家との交流の場を設けるとともに、9月1日には東京国際フォーラムにて「日中ハイテク産業特別研究交流会」を開催した。
JCTBF主催による「日中ハイテク産業特別研究交流会」には、日中両国の産官学関係者20数名のキーマンが一堂に会した。初めにNPOビジネスモデル学会長・前東京大学イノベーション政策研究センター長である松島克守氏より開会挨拶・趣旨説明がされた。続いて、中国駐日大使館科学技術参事官の阮湘平氏は挨拶の中で「日中間の戦略的な互恵関係を具現化するものとして、日中ハイテク産業の交流や協力は大変重要なテーマだ」と述べた。
その後、中国タイマツセンター計画財務処処長の唐?泉氏から「中国におけるタイマツ事業の最新動向」について、次に(独)科学技術振興機構中国総合研究センターフェロー秦舟氏より、「『中国におけるサイエンスパーク・ハイテクパークの現状と動向調査報告書』の作成ついて」の紹介があった。そして(独)産業技術総合研究所イノベーション推進室総括主幹木村行雄氏より、「日本における技術型ベンチャーの現状」と題してプレゼンテーションが行われた。参加者は一堂、それぞれの講演にメモを取るなど興味深い様子で話に聞き入り、また質疑応答も活発に展開された。最後に、中国タイマツセンター副トップ・訪日団長の韓麗娟氏より閉会挨拶があり、韓氏は「これまでに築かれてきた日中間のハイテク産業協力の基礎を活かし、今後より具現化をしていくべきであり、加速化していくべきである」と述べた。
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