「2010年、BMWグループの中国における販売台数は昨年同時期より87％増加し、中国はBMWグループにとって世界第三の市場となった。現在、BMWの７シリーズ、５シリーズ、X６シリーズに関して、中国は世界最大の市場となっている。」BMWグループ販売及びマーケティング担当取締役イアン・ロバートソン氏は上海モーターショーのプレスデーでこのように述べた。

BMW開発担当取締役のクラウス・ドレーガー博士はメディアに対し、「過去13年間で、BMWの自動車は二酸化炭素排出量を30％以上削減した。BMWグループは世界で初めて中国で電気自動車の走行テストを実施した企業である。現在、北京と深センの消費者が電気自動車「MINI E」の実証実験を行っている」と述べた。

BMWブリリアンスは今回の上海モーターショーで、ロング・ホイールベース仕様の５シリーズ・セダンをベースにしたプラグイン・ハイブリッド車を世界初公開した。このモデルは電気モーターのみで最大75kmをゼロエミッション走行できる。

BMWブースには、他にも世界初公開の「M5」コンセプト車と新型「6シリーズクーペ」が展示されている。そのほか、BMWはアジア初公開となる「Vision ConnectedDrive」コンセプト車とBMWブランド初の電気自動車「ActiveE」を展示した。「ActiveE」は2012年に中国で実路走行試験が行われる。また、新型「６シリーズカブリオレ」、「1シリーズMクーペ」、「１シリーズクーペ」、「1シリーズカブリオレ」の４モデルが中国初公開。そのほか、BMWは中国の自動車マニアのために、スタインウェイ・アンド・サンズ（Steinway ＆ Sons）との協力で生まれた特別限定車、「インディビジュアル7シリーズ・コンポジション」を公開している。

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