陝西省蒲城県で開催中の中国国際通用航空大会(China International General Aviation Convension)で14日午前、航空ショーのパフォーマンス後に戦闘機1機が墜落した事故で、同大会の執行委員会は15日、搭乗していた2人のパイロットのうち、行方不明になっていたパイロット1人の死亡を確認した。新華網が報じた。
墜落機は中航工業試飛院が所有するもので、現役戦闘機ではなかった。
パイロット死亡の知らせを受け、中国国際通用航空大会の参加者は15日午前11時5分より1分間の黙祷を捧げた。
執行委員会の関係者によると、墜落した国産戦闘機「飛豹」は、ショーを終えた後、低空飛行で帰還する途中でバランスを崩し、蒲城県党睦鎮董楼村の沼地に墜落した。後席のパイロットはパラシュートで脱出し、軽症を負って現在は病院で検査を行っている。前席のパイロットは死亡が確認された。地上の見物客らにけがはなかった。
「人民網日本語版」2011年10月16日