上海市発展改革委員会、上海市発展改革研究院が作成した「2010/2011年上海『4つのセンター(国際経済、金融、貿易、航運センター)』発展報告(白書)」が公表された。同白書は、上海の「4つのセンター」建設推進のために国の関連部門・委員会が講じた昨年の政策措置および成果を客観的に総括・反映すると同時に、2011年に向けた業務構想と重点を明確に示した。国際金融報が伝えた。
白書によると、上海市は構造調整・市場発展・業務集約を通じ、「4つのセンター」のコア機能確立に向け、以下のように著しい成果をあげた。
●国際経済センターの建設面では、昨年は生産高1兆7166億元を達成した。うち、サービス業の割合は57.3%に達し、新規設立された多国籍企業の地域本部、投資性公司、R&Dセンターは82カ所、累計837カ所にのぼり、経済のサービス機能がより強まった。
●国際金融センターの建設面では、昨年の上海金融市場の取引総額は416兆元で、2005年比10倍増となった。また、上海証券取引所の株式売買代金は世界3位となり、上海先物取引所は世界3大非鉄金属取引所の1つとなった。
●国際航運センターの建設面では、上海港の貨物取扱量は昨年、6年連続で世界一の座を維持し、コンテナの取扱量は初めて世界一となった。また、浦東空港は3年連続で世界空港貨物取扱量ランキングの第3位となった。
●国際貿易センターの建設面では、「第11次五カ年計画」期間中、上海の社会消費財小売総額は全国の大中都市の中でもトップクラスにあり、商品売上総額は全国1位となった。税関管轄区の輸出入総額は全国の約4分の1を占めた。
このほか、上海は国家関連部門の支援のもと、「4つのセンター」建設に向けた基本的な制度枠組みを模索し、政策の革新・ブレークスルーに向け一連の措置を講じている。例えば、国際金融センター建設面では、▽クロスボーダー人民元業務の試行▽先物保税決済の試行▽新台湾ドルと人民元の双方向の両替業務試行▽上海・深セン300株価指数先物の取引開始--など。
「人民網日本語版」2011年10月21日