財政・税収・金融政策によるサポートを強化
『計画』では、財政・税収・金融政策による戦略的新興産業への支援を強化すると強調された。
既存の政策を徹底し、現在の資金ルートを十分に利用すると同時に、安定的な財政支出拡大メカニズムを構築し、戦略的新興産業発展特定資金を設立することを通じて、重点・コア技術の研究・開発、重点業種のイノベーション・プロジェクト、重点革新成果の産業化、重点応用モデルプロジェクトとイノベーションプ能力の向上関連のプロジェクトへの支援を強化する。税制改革と結び付け、戦略的新興産業の特徴に応じて、革新促進、投資けん引、消費拡大関連の税収政策の健全化に取り組む。
また、金融政策と財政政策との有機的な結び付けを強化し、リスク補償などの措置を通じて、金融機関による戦略的新興産業への貸付支援の拡大を奨励する。資本市場の多元化発展に力を入れ、直接融資ルートをより充実させる。社債、短期融資券、中期手形、中小企業集合手形の発行規模を拡大するなど、債券市場の一層の発展を図る。
創業板(新興企業向け市場)関連の市場制度を一層改善し、一定の条件をクリアした企業の上場を支援する。場外証券取引市場の構築を推進し、異なる発展段階にある創業面の需要を満たす。ベンチャー投資を支援し、政府の新興産業創業投資資金によるけん引効果を発揮する。戦略的新興産業創業投資けん引基金の設立を推進し、市場メカニズムを利用して社会資金による異なる発展段階にあるベンチャー企業への投資拡大を図る。投融資保証体系の健全化に取り組む。民営企業と民間資本の戦略的新興産業への投資が拡大するよう導く。
「中国証券報」より 2012年7月23日