当面、企業が最も懸念しているのは需要不足ではなく、労働力コストの上昇であると言われている。しかし、全般的に見て、大・中・小企業の受注状況にそれほど差がないのに、利益の多寡に大きな違いがあることから、コストの上昇が必ずしも企業の明暗を分ける決定的要因ではないことを示している。実際は、企業に横たわっている困難はこれまで投資し続けたことによる生産能力過剰という問題なのだ。したがって、企業にはモデルチェンジが必要としている。ただ、モデルチェンジは経済成長率の低下を招く要因にもなる。
「中国証券報」より 2012年7月31日