最近、中国の石炭価格が下落し続けている。発電所はなお大量の在庫を抱えており、石炭の売れ行きの不振が本格化している。これと同時に、オーストラリア、インドネシア、ベトナムなどの安価な石炭が大量に輸入されていることが、国内石炭市場にとって大きな打撃となっている。国内の動力石炭価格の低下圧力が一層強まった。31日付中国証券報が伝えた。
税関総署のデータによると、上半期の中国の石炭輸入量は1億4000万トンに達し、月平均で2300万トン以上となっている。
専門家は、2012年の中国の年間石炭輸入量は2億5000万トンを上回ると予想している。景気減速で国内の石炭需要が減少し続けている中、輸入石炭の増加は中国の石炭市場への影響は極めて深刻なものである。
「中国証券報」より 2012年7月31日