ロンドン五輪、中国の3Dテレビ技術に好機到来か

ロンドン五輪、中国の3Dテレビ技術に好機到来か。

タグ: ロンドン五輪

発信時間: 2012-08-05 11:09:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
ロンドン五輪、中国の3Dテレビ技術に好機到来か
ロンドン五輪の開幕式を3Dで鑑賞

 4年に1度行われる五輪は、世界的なスポーツの祭典だ。現在開催中のロンドン五輪では、史上初の3D生中継が実現した。中国中央電視台(CCTV)は、「3D試験チャンネル」を通じて約300時間にわたる五輪の3D生放送を実施、一般家庭から3D業界にいたるまで、各方面から期待が寄せられている。ロンドン五輪は中国の3Dテレビ技術の発展を牽引できるのだろうか?科技日報が報じた。

 3D情報サイト「3D動力網」の市場運営総監である温宇氏は、「今年の五輪では、パナソニックの放送用3Dカメラレコーダー『AG-3DP1』および『AG-3DA1』を使った生中継が行われる。これまでの3D中継では、2台のカメラを平行もしくは垂直に取り付けて撮影し、その後コンピュータで処理して3D映像を作成していたが、コンピュータの処理に時間がかかっていた。つまり、ロンドン五輪の3D中継は真の意味で3D生中継と言える」と語る。

 ▽視聴者の声:3D効果に疑問も

 家電売り場では、「3D五輪」の宣伝文句が掲げられたフラットテレビが並び、多くの消費者の心を動かしている。

 奥維コンサルティング(AVC)の金暁鋒副総裁は「世界のテレビ出荷台数のうち、中国市場は大きな割合を占めている。今年第17週から29週にかけ、販売率は35%から40%に達した。3D機能は今後3年以内にフラットテレビに標準搭載されるようになるだろう」と語る。

 ある家電量販店の店員によると、少し前に開催されたサッカー欧州選手権および現在のロンドン五輪により、3Dテレビの販売台数が大幅に向上したという。ミニブログ上でも、3Dテレビを購入した人が3D五輪の感想を次々と発表している。「週末は家で五輪の3D生中継。やっぱりこれまでのテレビと違って、臨場感が高い!」。

 一方で疑問の声も上がっている。北京市民の陳さんは「3Dメガネをかけてもかけなくても、あまり変わらない気がする。高空からの落下や水しぶきなど、特別なシーンを除き、その他のシーンではそれほど立体感がない。しかもずっとフィルターを通して見ているので不自由だ。肉眼で直接見る方がいい」と語る。3Dメガネにも重量があるため、長期的につけていると不快感が生じ、長時間の視聴には向かない。多くの消費者が、長時間3D映像を見続けることでめまいが生じたり、3Dメガネが不快感を起こすのではないかと心配している。

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