中国不動産大手の万科は7日発表した半期業績報告によると、上半期会、同社の営業収入が307億2000万元、純利益が37億3000万元で、前年同期比でそれぞれ53.7%、25.1%増となった。同期の1株価あたりの収益は0.34元だった。7日付中国証券報が伝えた。
万科の2012年の物件売り出しは「前低後高」という状況になっている。にもかかわらず、同社の上半期の販売面積がプラス成長となった。1―6月、万科の販売面積は前年同期比6.5%増の602万5000平方メートルで、販売総額は同4.7%減の625億4000万元だった。
一方で、政府の不動産市場規制政策により、万科の成長がペースダウンしている面もある。1―7月、同社の平均販売価格は2011年同期より10%低下した。
「中国証券報」より 2012年8月7日