中国国家統計局が8月9日発表したデータによると、中国の7月の消費者物価指数(CPI)は前年同期比で1.8%上昇、前月比で0.1%上昇した。CPIの前年同期比上昇率が2%を下回ったのは2010年2月以来2年半ぶり。9日付中国証券報が伝えた。
同時に発表された7月の生産者物価指数(PPI)は前年同期比で2.9%低下し、前月比で0.8%低下した。PPIは2009年11月以来の低水準を記録し、5カ月連続のマイナスとなった。
アナリストは「インフレ水準がほぼ予測どおりだったため、7月は年内最低水準になる可能性が高い。CPIの上昇ペースは8月に拡大すると見込まれ、中央銀行の金融政策の緩和はより慎重になるだろう」との見方を示した。
「中国証券報」より 2012年8月9日