▽開放範囲がさらに拡大
今年に入ってから、中国海洋石油は海上における石油・天然ガス資源の開発の加速に努めてきた。4月にはイタリアの石油・ガス会社エニと、南海30/27深水ブロックでの生産分与契約(PS契約)を結び、新海域での石油探査に取り組んだ。5月9日には「移動する国土」と呼ばれる第6世代深水半潜水型石油掘削プラットフォーム「海洋石油981」が、香港地区の南東320キロメートルの南海茘枝湾6-1ブロックに初めてステーションを建設し、中国海洋石油の海上資源開発の新たなページを開いた。
6月23日には、南海周辺の石油・天然ガス資源をにらみ、南海の関連エリアで総面積16万124.38平方キロメートルに上る9つのブロックを開放・入札するとの情報を明らかにした。8月28日には、中国周辺海域の26ブロックを開放することを明らかにした。
中国海洋石油のサイトで公開された資料によると、この26ブロックの総面積は約7万3754平方キロメートルで、6月に開放・入札が発表されたブロックの面積の半分にも満たない。