中国証券監督管理委員会の承認を経て、「転融通」業務(証券会社が自社で資金と株券を調達できない場合に、証券金融会社から借り入れ、顧客に転貸する業務)の試行は30日、第1陣証券会社11社で正式に開始した。「転融通」業務に含まれている「転融資」業務(資金の借り入れに関する業務)が先行実施された。30日付中国証券報が伝えた。
同日、海通証券、申銀万国、泰証券、国泰君安、銀河証券、招商証券、広発証券、光大証券、中信証券、中信建投、国信証券の第1陣「転融通」業務試行参加証券会社11社が、中国証券金融有限公司から資金を借り入れた。「転融資」業務の開始は中国の証券信用取引に新しい資金源を提供するものである。「転融資」試行初日には、100億元の資金が株式市場に流入すると見込まれている。
「中国証券報」より 2012年8月30日