2日に開かれた「2012年中国汽車産業発展国際フォーラム」で、中国環境保護部科技標準司の王開宇副司長は、関心の寄せられている自動車排出ガス規制「国5」基準が年内にまず北京や上海、広州などで実施されることを明らかにした。
王開宇氏によると、大気汚染の深刻化により、2011年の窒素酸化物(NOx)排出量は5.73%増加し、「十二・五(第12次5カ年計画)」期1年目の排出目標を達成できなかった。特に北京市、天津市、河北省、長江デルタ地域、珠江デルタ地域で問題が目立つ。現在、「国5」基準を制定中で、年内に実施できる見通し。北京市、上海市、広州市などの地域でまず実施するという。
また王開宇氏は、「乗用車のNOx排出量の60%、PM排出量の94.5%を占める大型ディーゼル車で『国4』基準と『国5』基準をいち早く実施し、低温時の排出基準に関する補足も年内の公布を予定している。2013年には『国6』基準の事前研究にも取り掛かる予定だ」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月3日