米経済誌『フォーブス』が発表した「2012年アジア太平洋地域の優良企業50社」のうち、中国からは27社がランクインし、うち5社はトップ10入りしており、昨年に引き続き、中国企業の圧倒的なパワーを示す結果となった。インドからは11社がランク入りし、2番手につけた。
優良企業トップ50社のうち、科学技術企業が11社でもっとも多く、次いで耐久消費財関連企業が8社、小売企業が5社だった。
同ランキングは、『フォーブス』誌が域内上場企業のうち、年商または時価総額が30億米ドル(約183億元)以上の1295社の中から、売上高・利益・資本収益率・株価動向・発展見通しなどの基準に従って選出し、ランク付けしたものである。
中国の2012年の結果は昨年に並んだ。中でも、中国最大の検索エンジンを運営する「百度公司」は、今年初めてのランク入りで2位につけるという快挙を達成。百度公司の2011年の純利益は97.4%増となり、その利益の多くが48万8000件に上るオンライン広告の広告主から来ており、その数は日増しに増加している。また、中国最大の婦人靴チェーン百麗国際(ベル・インターナショナル)、不動産大手の万科集団、大手証券会社である中信証券や台湾地区の大手ゴムメーカーである正新橡胶(ゴム)などもトップ10入りした。