◆低給与、高級人材にとって魅力なし
調査データによると、過半数の企業の管理職は技術人材で、科学技術に長けた人材が中小企業で重要な位置を占めていることが分かる。これは中国の知識経済発展という大環境に合致している。その一方で、企業は技術人材の招聘に最も苦しんでいる。これは別の面から、中業企業の技術人材不足という現状を反映している。大企業の場合は役員の招聘が問題となっているが、中小企業の場合は中間管理職の雇用が難しい。経験あるマネージャーにとって、中小企業は魅力的とは言い難い。
中小企業は給与面でも力不足が目立っている。高い成長性を持つ中小企業はベンチャー投資の支援を受けることができるが、給与水準が業界平均を上回る企業は、業界平均を下回る企業の半数にも満たない。増給はまた、企業の経営コストに圧力を加える。中小企業のコスト圧力が深刻で、また中小企業の経営コストに占める人件費の比率が高いことが示されている。
「人民網日本語版」2012年9月4日