同行は、「中国の第3・4四半期の景気は予想を下回り、景気回復が遅れる」と予想し、中国の今年のGDP成長率に対する予測を、これまでの8.2%から7.8%に引き下げた。
同行とは対照的に、DBS銀行中国区の梁兆基高級エコノミストらによる研究報告書は、「中国経済の成長減速は、予め計画されていた政策が一因となっている」とまとめた。
梁氏は、「中国は経済のバランス化に取り組んでおり、現在の投資増加の減少は健全的と言える」と分析した。低迷の予兆は現在、主に輸出・製造業に現れている。小売業は国内需要の中心であるが、過去数カ月間でやや改善が見られた。小売業の売上増加率は、4月の10.7%から7月の12.2%に上昇した。