また中国の2012年の新規融資の増加率は、2008年、2010年、2011年を上回っている。梁氏は、「現在の新規融資増加率は、2007年の16.1%の水準に迫っている。景気低迷が深刻であれば、新規融資の増加率は低くなるはずだ」と指摘した。
梁氏は、「不動産市場のさまざまな制限を解除すれば、中国は容易に景気を刺激できるが、中国には即効性のある選択肢がない。これはマクロ経済の管理が成熟化し、単なる短期的な成長ではなく、同時に構造的な問題の深刻化の防止が目的となったことを示している。CPIが急激に上昇する恐れがあることから、中国は金融緩和に対して慎重な態度を示す必要がある。国家が指定する産業に対しては、その拡大を目指す財政政策を実施する。現在のところ、これらはすべて正しい戦略であると言える」と語った。
「人民網日本語版」2012年9月6日