日系企業の一部中国工場が再開 売上とイメージに影響も

日系企業の一部中国工場が再開 売上とイメージに影響も。

タグ: 日系企業 工場再開 航空輸送

発信時間: 2012-09-19 16:53:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の「九一八事変」記念日にあたる9月18日、中国国内の多くの日系企業は、反日デモによる攻撃を避けるためにそろって操業を停止した。ソニーやキャノンなどの一部企業は19日に操業を再開したが、ライオンなどは引き続き停止し、再開時期もまだ決まっていない。

日本の共同通信社は18日、中国国内の家電、自動車、流通分野の日系企業が操業停止時期を19日以降まで延ばすことを検討していると伝えた。

中国との緊張状態の利益への影響が懸念され、一部企業の株価は大幅に低下した。操業を再開する企業もあるが、引き続き操業や営業を停止するという情報も多くあり、中でも小売業でその傾向が目立つ。

建築機械メーカーの小松製作所は18日、中国国内の6カ所の工場のうち3カ所が操業を停止していることを明らかにした。工場はいずれも山東省にあり、掘削機、フォークリフトとそのキャタピラなどを主に製造する。同社の中国支社の従業員は、「工場は安全面を考えて従業員に休暇を与えただけで、操業停止ではない」と話した。

中日間の航空旅客輸送にも影響

全日空は、中国と日本で販売された団体用航空券のキャンセルが相次ぎ、予約は大幅に減少し、日本から中国を訪れるビジネス旅行にも影響が出始めていると明かした。同社の統計によると、航空券のキャンセル件数は2010年に中日間で問題が発生した時の規模に迫っている。

日系企業の売上げとイメージに一時的な影響も

格付け機関のフィッチ・レーティングスは、日系企業の中国市場での売上げとイメージに影響する恐れもあり、少なくとも一時的な影響はあると見ている。売上げへの影響の程度については予測が難しいとしている。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年9月19日

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