携帯電話メーカーや銀行が「おサイフケータイ」市場の開拓を加速させている。これにともなって、現金や銀行のキャッシュカードがなくても、携帯電話でさまざまな支払いができるおサイフケータイのサービスが、人々の生活にとってますます身近なものになってきた。新華社が伝えた。
世界的に有名な携帯電話メーカーのHTC(宏達国際電子株式有限公司)はこのほど、招商銀行と戦略的連盟を結び、同行のおサイフケータイアプリケーションを搭載したスマートフォン(多機能携帯電話)を共同でうち出すことを明らかにした。また双方は技術の研究開発、アプリの普及、今後の発展といった各方面で、より深いレベルの協力を展開し、モバイル決済分野での急速な発展を推進するとしている。
電子商取引(eコマース)調査会社の易観国際がこのほど発表したデータによると、2011年には中国のモバイル決済市場が急速に発展し、取引高は通年で742億元、利用者は1億8700万件に達したという。
「人民網日本語版」2012年9月23日