三沙市当局によると、近く重点事業4件が相次いで着工し、市設立以来初の事業建設の高まりを迎える。汚染防止と環境保護を目的とする永興島(英語名ウッディー島)汚水処理および下水管網事業、西沙(英語名パラセル)諸島ごみ収集輸送事業、島嶼の海岸整備・修復・保護事業と、うち3件は環境保護事業だ。前の2件の事業は5000万元余りを投資。完成後は1日あたりのごみ輸送能力が20トン、汚水処理能力が1800トンとなる。
三沙市の担当者は「島嶼の生態環境は比較的もろく、破壊されれば再生は困難だ。このため三沙市の共産党委員会と政府は環境保護を一段と重要な位置に据え、まずインフラの整備に取り組む」と述べた。
残る1件は島嶼間をつなぐ船舶の建造事業。船舶2隻を建造し、西沙諸島の島嶼間の交通と法執行に用い、島嶼間交通を改善する。
「人民網日本語版」2012年9月23日