東南アジアは機に乗じて日本資本を勧誘
実際、ここ数年、日本企業にはすでに東南アジア移転傾向が始まっている。2011年、日本企業の東南アジアへの直接投資は中国への投資を上回った。今年上半期、日本企業によるタイなどの諸国に対する申請投資額は依然として増加し続けており、フィリピン、ベトナム、カンボジアなどの諸国では近年明らかに日本資本を積極的に誘導する傾向が見られる。
現在、タイ、フィリピン、ベトナムなどの諸国に移転した日本企業の業界は、主に観光、自動車などに集中している。21日、タイ華字紙・世界日報は、タイの旅行業協会会長であるスラポン氏の談話を引用し、中日の観光客の多くが互いの国に対する旅行予定をを取り消して、両国民が図らずもタイや他のアセアン諸国を選択していると報道している。日本貿易振興機構によれば、日本の中小企業も豊富な労働力を擁するミャンマーやベトナムを新しい生産拠点や潜在力のある消費市場とみなしているという。
タイ英字紙・バンコック・ポストは、三菱東京UFJ銀行の国際部門長である守村卓副頭取の談話を引用し、タイは日本の投資家にとって「第二の故郷」であり、多くの大手企業がここに投資していると報道した。
東南アジアは中国の代替となりうるか